02/04/2011/SAT/八十九日目

未明、宮城で震度4。昼、宮城で震度4、秋田、岩手、茨城で震度3。夕方、茨城で震度5弱。夜、福島で震度4。

ふと武満徹の言葉を思い出す。

「それは戦争の末期で私は十四、五歳でした。私は軍隊とともに山の中にいました。その当時西洋音楽を聴くことは禁止されていて(当局の馬鹿げた政策ですが)軍歌とドイツのマーチだけが許されていました。ある日のこと、とても若く知的な見習士官が軍に配属されました。大学の学業半ばに徴兵された彼は、戦争を憎んでいました。その彼の行なったことが私の人生を変えました。彼は西洋音楽のレコードを一枚持ってきていたのです。それは禁止されていたシャンソンのレコードでした。私たちはひそかに集まり、隠れて聴きました。レコードには二〇年代か三〇年代の歌が一曲入っていました。彼はレコードをかけ、私たちは耳を傾けました。そんなに美しいものが存在するとは想像したことさえなかったので、私はびっくりしてしまいました。『パルレ・モワ・ダムール』、何とすばらしい音楽でしょう!あの経験は死ぬまで忘れられないでしょう。その時です、いつか戦争が終わったら作曲家になろうと決めたのは。」

久しぶりに武満徹の音が聞きたくなってCDをプレーヤーにかけた。

『弦楽のためのレクイエム(1957)』

3月28日の日誌に書いた「被曝した遺体」が収容されたとのこと。しかし原「パ」ツ20キロ圏内には、数百~1000体もの「被曝した遺体」が残されていると推定されるという。

夜、私が電話の着信に気づかなかったことが原因で、「パ」ートナーと喧嘩。

6日連続の完封。

ここまでの成績…
積算上演日数:530日(±0)
終演まで:438日(-1)
終演見込み日:2012年6月13日(±0)

Posted: 4月 2nd, 2011
Categories: パ日誌
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