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山川冬樹が自身の発声する一年分の「パ」という音節を、100万円で一人のアートコレクターに販売したことで成立する「聴くことのできないヴォイス・「パ」フォーマンス」。これによって山川は2011年1月1日から24時間365日、「パ」という音節を一切口にできない人生を生きることとなる。尚、契約の遵守状況は、「パ」無しで生きる日々の由無し事を、”「パ」日誌”（当サイトblog）に綴る形で公に報告され、最終的に製本し、書籍としてコレクターに納められる。当初は一年間のパフォーマンスとして開始されたが、契約違反や債務不履行があった場合——「パ」と口を滑らせた場合、あるいは”「パ」日誌”の更新が滞った場合——、その賠償責任として上演期間を一日延長することとなっているため、開演から２年が過ぎた今も、未だ終演の目処はたっていない。
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