10/01/2011/MON:十日目

朝:マカダミアナッツ
昼:モスチーズバーガー、フライドポテト、コーンスープ
夜:チキンラーメン

毎朝、目覚まし時計がやかましく起床時間を告げるなり、私はそれを叩くように黙らせて、いつも決まって二度寝する。そして起きなきゃいけないという思いに苛まれながら、私は布団のぬくもりの中で睡眠状態と覚せい状態の狭間を彷徨うのだ。日常生活の中で自分の深層へと封じ込めている感情や欲望が漏れて出てくるのはこんなときである。

今朝、いつものように目覚まし時計を黙らせて二度寝しているとき、朦朧とする意識の中で、自分が寝ぼけて上唇と下唇を小さくパクパクと開閉させているのに気が付いた。寝息がそのパクパクを「p…、p…」という無声の子音として音声化しようとしている。そして何かが空振りし続けているような感覚からか、次第にみぞおち辺りから胸やけするような苛立たしさがこみ上げてきて、その苛立ちが声帯を震わせはじめると、無声の子音は母音を与えられ、音節らしきものが生まれてくるのだった。

「プァッ…、プァッ…、」

そしてその音が、今にも「パ」という鮮明な音節として完成しそうになったとき、誰かが急に乱暴な勢いで私の口に取り付けられた手綱を引っぱった。

ハッと目覚める私。

最近、よくこんな嫌な目覚め方をする。

目覚めが悪いことも影響してか、夜は「パ」ートナーと諍いを起こしてしまった。「喧嘩するほど仲がいい」と言うけれど、私たちの喧嘩はシャレにならないほど激しい。しかも一旦勃発したが最後、数時間は終わらないのだ。この日、私は喧嘩している最中も、なんとか必死に地雷を踏むのを避けていた。しかしそれでも途中から何がなんだかわからなくなってきて、自分の吐いている言葉を客観視する余裕すらなくなっていったのだった。

私たちの喧嘩は激しいが、とことん行くところまで行ったとき、いつもさっぱりと和解する。この日も数時間の激闘の末、仲直り。

私:「なんか喧嘩してるとき、ハに○のついた音、言っちゃったような気がするんだけど…」

「パ」ートナー:「うん、怒りがマックスに達したとき”やっぱり”って言ってたよ。ごめん、喧嘩してたからつっこめなかった」

地雷ワード、1.「やっぱり」

今日もパ裂を何とか一回に抑えられた。

というわけでこの時点で…

積算上演日数:394日+1日=395日
終演まで:385日(変わらず)
終演見込み日:2012年1月30日

Posted: 1月 10th, 2011
Categories: パ日誌
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