15/06/2013/SAT/八百九十七日

民宿で朝食をいただき、食後に民宿のご主人、女将さんと雑談。ずいぶんと話が弾みました。女将さんは生口島出身だそうですが、ご主人は東京出身とのことでした。昔は二人で東京で暮らしていたそうですが、40年ほど前に脱サラして生口島へ移住し、この民宿を開いたそうです。ご主人は島の人から、未だに「外人」と言われるのだとか。日本語の「外人」という言葉は、そもそも「外国人」という意味ではなく、「島の外の人」という意味だったのかも知れません。

その後は昨日ざっと下見でしか見られなかった耕三寺の観光へ。母親想いだったという耕三寺耕三が母の為に建てたという邸宅、聴聲閣がとりわけ印象的でした。日本家屋と洋館が融合した和洋折衷建築なのですが、母の身の丈にあったこぢんまりとした空間に、細部の細部に至るまで趣向を凝らした独特な装飾が施されているのです。とりわけ寝室はすばらしく、天井には珍しい種類の花鳥風月画が描かれ、欄間にはちび太のようなセキセイの彫り物が彫られていました。

そして午後の新幹線で帰京。震度3以上の地震は観測されず。今日は完封。

欄間

Posted: 6月 15th, 2013
Categories: パ日誌
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