12/04/2013/FRI/八百三十三日目

芸大での授業中、学生たちが「え、ミサイル?!」と何やら騒ぎはじめたので、何事かと訊くと、学生支援課から以下のようなメールが届いたとのことでした。

—–
件名: [BULLS] 【注意喚起】北朝鮮によるミサイル発射に係る対応について

東京藝術大学学生 各位

こちらは東京藝術大学学生支援課です。

昨今の北朝鮮情勢を受けて、仮に北朝鮮よりミサイルが発射されて、
日本上空を通過することとなった場合には部品等が落下するなどの
影響があることも考えられます。

万が一、落下物らしき物を学内で発見した場合は、決して近寄らず、
学生支援課まで連絡してください。

学外で発見した場合や学生支援課に連絡が繋がらない場合は、警察
または消防へ連絡してください。

※万が一、落下物等による被害があった場合には、被害状況を国の
機関へ報告する義務が生じます。その際もまずは学生支援課へ
連絡し相談してください。よろしくお願いいたします。
—–

これにはちょっと違和感を感じたので、僕から学生支援課の係長宛てに以下のようなメールを送りました。

—–
学生支援課総務係長 宮川様

CC.木幡先生、柴田助手

先端芸術表現科 非常勤講師の山川と申します。

本日、私が担当している授業中に、
学生支援課から送られたメール「【注意喚起】北朝鮮によるミサイル発射に係る対応について」
を読んだ学生たちがびっくりして、ちょっとした騒ぎになりました。

北朝鮮のミサイルについて、文科省から学生たちへ直接周知するよう指示があったのでしょうか?
所属職員に対して周知するよう連絡があったことは承知していますが、
学生たちにも知らせるようにという指示は出ていないと認識しています。

大学には北朝鮮に親戚がいる学生も多く、教員の立場としては、
このようなメールが彼(女)らの学内での人間関係や、学生生活に影響を与えるのではと懸念しています。
例え周知させる必要があるとしても、一人一人に直接メールを送るという方法は適当でないと思います。

ご配慮お願いしたく、意見させていただきました。
どうぞよろしくお願いいたします。

山川冬樹
—–

震度3以上の地震は観測されず。今日は完封。

Posted: 4月 12th, 2013
Categories: パ日誌
Tags:
Comments: No Comments.