10/03/2013/SUN/八百日目

「パ」と口にできなくなってから800日目。今日は奇妙な一日でした。午前中はすこぶる天気がよくてTシャツで過ごせそうなほど暖かかったのですが、昼ぐらいから風がごうごうと音をたてて吹き始めました。電線があばれ、街灯がぐらぐら揺れたかと思うと、急に冷気がやってきて、空はきな粉をまぶしたように黄色く霞がかり、街はズジスワフ・ベクシンスキーの絵画のような、空気遠近法で描かれた倦怠感漂う世界へと一変したのでした。

きな粉色の霞の正体は中国から飛来する黄砂だそうですが、今年の春霞には黄砂にとともに健康に害を及ぼすといわれる超微粒状物質(PM2.5)や、花粉、そしておそらくは今もまだ福島原「パ」ツ由来の放射性物質が含まれていて、もう何だか呼吸器的にはかなり多難です。

そんな中、今日は吉原で開催された芸術祭、『吉原芸術大サービス』でパフォーマンス。冷たい風の吹きすさぶ公園にて、自転車をこいでPAと照明の電力を供給しながら、ホーメイ+イギル~ヨイトマケの唄~心臓パフォーマンスという流れで演奏。終演後、打ち上げの席で乾杯の音頭を任されたのですが、そこは黄砂にちなんで中国語で「カンペー!」と声をあげることで「パ」裂回避。

釧路沖を震源に震度3。砂埃で髪がギシギシ。今日は完封。

Posted: 3月 10th, 2013
Categories: パ日誌
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