09/03/2013/SAT/七百九十九日目

冬はその厳しい寒さゆえに現実感がありますが、春は花粉症でぼーっとするのも手伝って、この生温い皮膚感覚がどうにも非現実な感じがしてなりません。今日は土曜日。春休みの最中にいる子どもたちが公園で元気よく遊んでいました。子供たちの頭で飛び跳ねるサラサラした黒髪のハイライトに、ソフトフォーカスがかかっているように見えたのは、きっと僕のコンタクトレンズにまとわりつく花粉のせいでしょう。
僕は春が嫌いです。この幻想的なまでの非現実感とは裏腹に、仕事始めやら、新学期やら、確定申告やら、大地震やら、原「パ」ツ事故やら、やたらと現実的なことばかり起こるからです。
心は幻想にまどろみながら、体は現実に鞭を打たれている。春とはそのような季節です。この感じは、いつまでたっても慣れません。

そんな風に心の中で不平不満を言ってるからか、今日は蜂蜜みたいにねばねばとした一日でした。探しているものが見つからない、忘れ物をしてしまう、コンピューターの調子が悪い、お金を無駄に使ってしまう、時間の流れは遅いのに、なぜかどんどん過ぎていく。まぁ、そんな日もあるでしょう。

夜、釧路支庁中南部を震源に震度3。今日は完封。

Posted: 3月 9th, 2013
Categories: パ日誌
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