03/10/2011/MON/二百三十二日目

学生時代の恩師、港千尋さんが3331Arts Chiyodaでオーガナイズするレクチャーシリーズ『アート社会論』にゲスト講師として招かれた。例のごとくまずは『「パ」日誌メント』について解説し、僕が「パ」という音節を口にできないことからはじめて、「パ」フォーマンスの実演を交えながら「メディアと身体」をテーマにレクチャーする。

レクチャー終了後、聴講していた方の一人が僕のところへやってきて、少し遠慮気味に話しかけてきた。なんでもレクチャー中に僕が「パ」裂したのを聴撃してしまったという。自分ではてっきり今日は完封だ、と思い込んでいたので、慌てて詳しく訊いてみると、ベネツィア・ビエンナーレの「パ」フォーマンスで心臓を停めすぎて失神してしまったエピソードを語るときに、「パタッと」、と口を滑らせたというのである。しかし胸に手をあてて思い返してみても、自分がそこで「パ」裂したとは思えない。たしかその時は「パタッと」という半濁音のオノマトペではなく、「バタッと」という濁音のオノマトペを使ったと思うのだ。そこでレクチャーを聴いていた他の方々の証言を求めてみると、複数の方が「バタッと」という濁音のオノマトペを使っていた、と証言されたので、僕の嫌疑は晴れたのだった。

twitterに今日のレクチャーを聴講下さった方のツイートがあったので、以下に転載させていただく。

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@HRAK_GM: 山川冬樹さんはいま「パ」を発語しない「パ」フォーマンス作品を実行中で、今日も「パ」はすべて「ピャ」と置き換えて、原ピャツ、ピャーキングなどスムーズに使いこなしていたのだけれど、勢い余って「隙間」を「すきみゃ」と言ったのがすごくおかしかった。
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朝、福島県浜通りを震源に震度3。今日は完封。

ここまでの成績…。
積算上演日数:855(±0)
終演まで:579(-1)
終演見込み日:2013年5月3日(±0)

Posted: 10月 3rd, 2011
Categories: パ日誌
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