28/09/2011/WED/二百二十七日目

窓から差し込む光で目が覚める。フェルメールやレンブラントの描いたオランダの光。ここは平穏だ。ここを出るのは名残惜しい。しかし今日は自分の家へ帰らなければ。

荷造りを終え、宿を後にして、タクシーを拾いスキポール空港へ。

つかまえたタクシーの運転手はやたらと好奇心旺盛な人で、よしなしごとを根掘り葉掘り聞いてきた。時々乗せる異邦人との交流がどうやら日々の仕事の楽しみらしい。日本のお金が見たいというので、財布から五円玉を出して見せてやる。えらく感動する運転手。穴の空いたコインは世界的にも珍しいというので、あげるよ、と言って手渡すと、日本ほど素晴らしい国はない!と言い出す始末。こんな風に5円玉が100ドル札並みの価値を持ちうることもある。おかげでチップは安く済んだ。

空港に到着。自分の乗るCATHAY PACIFIC航空がどのターミナルから出るか定かでなかったので、タクシーを待たせて、確認しに行くことにした。運転手に向かって言う。

「Wait here. I want to make sure where my flight departs」

地雷ワード「depart」、パ裂。

「CATHAY PACIFIC」という航空名には心の中で予防線をはっていたのだが、オランダ出国目前にだめ押しのパ裂。

ここまでの成績…。
積算上演日数:855(+1)
終演まで:584(±0)
終演見込み日:2013年5月3日(+1)

Posted: 9月 28th, 2011
Categories: パ日誌
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