05/04/2012/THU/四百六十一日目

芸大上野校地で会議のため、外出しました。今日から普通の生活に復帰です。病み上がりでかなり体力が落ちているので、電車に乗るだけでも消耗します。駅を出ると上野公園の桜は満開で、桜色と空の紺碧とが鮮やかな対照をなす下、多くの人が花見に興じていました。春の空気が重たく感じられたのは、病み上がりのせいばかりではないと思います。季節が運んでくる空気というのは、理性を超えて深層の記憶に働きかけてくるものですが、この生暖い空気に触れると、否応にも去年の春のことが蘇ってくるのです。この春の空気の重さと、桜の色の軽やかさとが、僕にはどうしてもちぐはぐに感じられてしまってなりません。

今日も比較的地面は穏やか、完封です。

Posted: 4月 5th, 2012
Categories: パ日誌
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