17/03/2012/SAT/四百四十二日目

ちび太との出会いですっかり鳥の魅力に取り憑かれてしまった僕と「パ」ートナーですが、今日はかねてから行きたいねと話していた鳥の楽園『掛川花鳥園』へ行ってきました。

掛川花鳥園は桃山時代から続く豪農・庄屋である加茂家の14代家主にして鳥類コレクターの加茂元照さんという方が、自分のコレクションした鳥を公開するテーマパークです。世の中には誰かの「パ」を100万円で買ってコレクションする”アートコレクター”なる人もいれば、世界中の鳥をコレクションする”鳥類コレクター”なる人もいるのですね。

掛川花鳥園には沢山の鳥たちがいました。インコ、オウム類、ワシ、タカ、フクロウ、ハヤブサなどの猛禽類、ペンギン、オシドリ、カモ、コクチョウ、クジャク、シギ、フラミンゴ、ヘビクイワシ、エミューやペリカン…。多くの鳥たちが園内で放し飼いにされていました。

インコ・オウムたちは、人がカゴの前で彼らのアテンションを引こうとすると、黙っているくせに、カゴの前から立ち去ろうと背を向けると、人間の言葉をしゃべって引き止めます。ここのインコ・オウムは日々かなりの数の人間と接しているからか、人間のあしらい方が上手くちょっと生意気な印象でしたが、それでもやはりかわいかったです。

そうそう、コンゴウインコがものすごい”鳳哮”をあげるので、ついこちらも「オウム返し」に叫びで対抗したら、突然、隣にいたオオバタンが冠羽を逆立てて参戦してきて大騒ぎになりました。2012年2月25日の日誌にもオオバタンのことは書きましたが、やはりオオバタンはいきなりキレる直情型みたいです。

誰かの言葉をそのまま真似て発することを「オウム返し」といいますね。これはインコ・オウム類が人間の声真似をすることからきている訳ですが、逆に彼らに彼らの声を上手く真似て「オウム返し」してやると、とてもエモーショナルな反応があります。どうやら彼らは音楽的なコール&レスポンスが大好きなようです。

今日、一番感動したのは、先日オーストラリアでちゃんと聴けなかったエミューの声を、ちゃんと聴けたことです。特にメスの声がたまらなく良い声でした。低くて透明な、温泉が湧き出るような声で「こぽこぽこぽ」って。掛川花鳥園にはエミュー牧場というのがあって、その中に入るとたくさんのエミューに囲まれ、四方八方からくる「こぽこぽこぽ」いう声に浸ることができます。あなたがこれを読む頃に、まだ掛川花鳥園があるならば、ぜひエミュー牧場を訪れて、僕の感動したエミューの声を聴いてみてください。

今日は完封。

Posted: 3月 17th, 2012
Categories: パ日誌
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