29/08/2011/MON/百九十七日目
2011年7月6日の「パ」日誌にぷりぷり君への私信を転載したが、ぷりぷり君が運営するオルタナティブスペース『浅草天才算数塾』を、実験的に電力自立させるという計画で、日照条件や風力条件、電力使用状況を確認するために小町谷君と天才算数塾を訪問した。
結論から言うと、隣に高いマンションが立っていて日陰になり、屋上の日照条件が良くない。頼みの綱であるソーラー発電に必要な太陽光はかなり限られるようである。補助的に風力発電の導入も考えていたが、風もあまりなく、自然エネルギー的観点からいうと厳しい環境であることが分かった。
ざっと消費電力を計算すると、消費電力自体はさほど多くない。日照条件がもう少し良ければ、クーラーを稼働させる夏場は別にして、他の季節なら電力自給は実現できそうな数字である。しかし隣のマンションが大きなネックになっている。
隣のマンションさえなければ…。まったくなんて邪魔なんだと、隣のマンションが憎くなってきた。
日当りの条件というのは、不動産の価値に影響を与える。日当りが悪いと洗濯物が乾かないとか、ジメジメしてカビが生えやすいといった生活のしにくさ、あるいは気分的にスカっとしない、という心理的な影響もあるだろう。そこへ太陽光発電の要素が加わると、さらに日当りの条件は数字に換算可能な生産性に直結し、その価値はずっと大きなものになってくる。
僕は小町谷君に言った。
僕:「これは太陽光がもっと家庭に広まったら、そこらじゅうで日当り問題が勃発するだろうね…」
地雷ワード、「勃発」、パ裂。
一通り天才算数塾の訪問を終え、夜、渋谷のUPLINK FACTORYヘ向かった。窪田研二さんがホストを勤めるトークショーで、イルコモンズ氏と僕がゲストで呼ばれ、どうせならばUPLINKにあるショーケース内とその周辺で、展示までやってしまおうという話になったので、その打ち合わせと、会場下見のためである。
アップリンクのスタッフ倉持さんと現場で打ち合わせ。電源の位置を確認したり、巻き尺で寸法を測ったり。ショーケース内の高さを測ったとき、思わず口が滑った。
僕:「こうやって見てみてると結構建端(たっぱ)あるね…」
地雷ワード、「建端」、パ裂。
一日で2回のパ裂は久しぶり。鹿児島県トカラ列島近海を震源に震度3。
ここまでの成績…。
積算上演日数:777(+2)
終演まで:536(+1)
終演見込み日:2013年2月14日(+2)