23/01/2012/MON/三百八十八日目

昨晩から「パ」ートナーがどうしてもインコを飼いたいのだとしつこくせがんでくる。気まぐれで言ってるのかと思いきや本気でリサーチしたらしく、説得力のあるプレゼンをされたので、遂に僕も折れて、午前中、二人でペットショップへ行ってみることにした。声を扱うアーティストとしては、以前から鳥におしゃべりを仕込むことには興味があったのだが、なんでもインコは「パ」行の音が好きなのだとか。だから最初に「パ」行ではじまる言葉を憶えさせると良いらしい。なんと厄介で魅力的な鳥だろう。

ペットショップのインコ売り場へ行くと、店に出されたセキセイインコの雛の群れは、狂気的なまでにハイテンションで騒がしかった。そんな中、止まり木に登るたびに仲間に蹴落とされたり、羽ではたき落とされてばかりいる鈍臭い雛がいる。からだは一回り小さいが、セキセイインコ特有の黒い縞模様が一切みられないその黄緑色の羽は、熟れる前のレモンのように美しかった。「パ」ートナーと私は迷わずその仔に決めた。

セキセイインコの中雛、一羽、1,980円ナリ。安い。

飼育するには当然、飼育用具も合わせて買わなければならない。まずは鳥カゴ、3,000円ナリ。冬場はやはりヒーターもいるだろう。小鳥用ヒーター、4,200円ナリ。インコは遊び好きらしく、カゴにおもちゃを入れてやるといいらしい。小鳥用オモチャ、合計2,470円ナリ。飼育用具のどれもがインコの命より高くつくとは。

インコと「パ」ートナーを家に送り届けて、僕は芸大へ出勤。

夜になると雪が降り始めた。ぼたん雪が降りしきる中、車で帰宅。

朝、宮城県沖を震源に震度3。夜、福島県沖を震源に震度5弱。
今日は完封。

Posted: 1月 23rd, 2012
Categories: パ日誌
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