18/07/2011/MON/百五十五日目

早朝にCLUB ASIAから帰宅し、仮眠をとってすぐに東向島の現代美術製作所へ。『アトミックサイト』展が今日からスタート。『アトミックサイト』展とは、日本全国に点在する「原子力発電PR施設」に対抗し、「ファンタジーとしての原発安全神話」(ニューヨークタイムズ) を脱神話化/脱構築する、架空の「反/脱原子力PR施設」をつくる、というコンセプトのもとに作られた展覧会である。監修者イルコモンズを筆頭に、石川雷太、伊東篤宏、ユリア・レーザ&クラリッサ・ザイデル、中村友紀、吉田アミ、MijA、=3=3=3(プププ)、そして僕の8組のアーティストが参加。

僕は次の3点を展示した。放射能を検出すると自動的に弦が震動し演奏されるエレキギター、『原子ギター 初号機 Storatocaster-type』、東京電力から株主である僕の母へ送られてきた郵便物を額に収めた『母宛の郵便物』、そして実家にあった祖父の形見を展示した『祖父の形見 原爆茶碗と原爆壷』。

クーラーのないアトミックサイト展の展示空間は、展示物がごった返し、混沌とした熱気に満ちていた。昼すぎになると、群馬からはるばるMijAさんが友人を連れて観に来てくれた。MijAさんは福島第一原発付近で人命捜索にあたった陸自隊員で、今回は4号機間近で撮った写真を提供してくれている。

午後、家に戻り、車を車検に出して、家に帰ると急いで旅の準備。明日から舞台『金閣寺』NY公演のためアメリカへ。海外へ出る前はいつも慌ただしい。

今日は完封。

ここまでの成績:
積算上演日数:699(±0)
終演まで:500(-1)
終演見込み日:2012年11月29日(±0)

Posted: 7月 18th, 2011
Categories: パ日誌
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