19/05/2011/THU/百三十六日目

茨城で震度3。宮城で震度3。

桂英史さんの誘いで、芸大大学院映像研究科メディア映像専攻にて、特別講師として4日間の授業を担当することになり、今日からスタート。ラジオドラマを制作し、それを発電しながら発信するという内容の課題を出題。

授業終了後、研究室で雑談していたときのことである。ふと研究室の机の上にあった横浜美術館のチラシに目がいった。「東日本大震災復興支援 ジャイアント・タンポポ・プロジェクト」と書いてある。長谷川潔という銅版画家の展示に関連したプロジェクトらしい。

「ジャイアント・タンポポ」という言葉でぼくが真っ先にイメージしたのは、スリーマイル島の原「パ」ツ事故のときに、放射能の影響で巨大化したと言われるタンポポのことだった。これは後で知ったのだが、タンポポにはなんでも「ジャイアント・タンポポ」という品種があるそうで、このチラシの「ジャイアント・タンポポ・プロジェクト」というタイトルは、長谷川潔がモチーフとしてこのジャイアント・タンポポを好んで描いたことから名付けられたらしい。しかし放射能が差し迫った恐怖として日常化している今、このタイトルにゴジラよろしく放射能で病的に巨大化したという、あのスリーマイルのタンポポのことを思い出したのは、ぼくだけではないだろう。しかしいくらなんでも”東日本大震災復興支援”でこれはシャレにならないのではないか…。

思わず研究室にいた学生に言う。

ぼく:「えっ?!この”ジャイアント・タンポポ”って、スリーマイルで巨大化したあのタンポポのこと? それとも”ジャイアント・タンポポ”っていうタンポポの種類があるのかな?”ジャイアント・パンダ”みたいに?(笑)」

地雷ワード、「ジャイアント・パンダ」、パ裂。

ここまでの成績…
積算上演日数:559日(+1)
終演まで:420日(±0)
終演見込み日:2012年7月12日(+1)

Posted: 5月 19th, 2011
Categories: パ日誌
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