05/05/2011/THU/百二十二日目

未明、静岡で震度3。夜、茨城で震度3。

屋久島滞在最後の日。

朝6時から白谷雲水峡をトレッキング。

岩という岩、木の幹という幹まで、およそ視界に入るもののすべてが苔に覆われている。これほどまで視界が緑色の光に支配されたのははじめてだ。網膜を通して水分が浸透してくるような感覚。「パ」ートナーはというと、大真面目に「木霊」を探している。「木霊」とは映画「もののけ姫」に登場する木の精霊で、ここ白谷雲水峡は「もののけ姫」のモデルになったそうである。

2時間ほど歩いて太鼓岩までたどり着き、雲海を下に望みながら弁当を食して下山、港へ。フェリーに乗船。

鹿児島港が近づくにつれて、だんだんと意識が自然から社会へと向いてくる。帰りのフェリーで「パ」ートナーと話していたときのこと。アメリカ軍によるビン・ラディン殺害の話題になった。ビン・ラディンはパキスタンに潜伏していたとのことだが、アメリカはパキスタン政府に事前通告なしに殺害作戦を実行したらしい。これはパキスタンへの主権侵害ではないのか?。しかもビン・ラディンは911テロの”容疑者”とされるが、ならば裁判にかけずにいきなり「殺害」するというのは国際法に抵触するのではないか?

ぼく:「勝手にパキスタンに押し入ってさぁ、裁判にもかけずに殺すなんてあり得ない話だよね…」

地雷ワード、「パキスタン」、パ裂。

鹿児島港に着くと桜島の火山灰が目に染みた。東京へ帰っても、山によって覚醒された感覚が収まらない。すぐにでも山に戻りたい。

ここまでの成績…
積算上演日数:553日(+1)
終演まで:428日(±0)
終演見込み日:2012年7月6日(+1)

Posted: 5月 5th, 2011
Categories: パ日誌
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